オーシャンズ ★★★★★
地表面積の70%を占める、大いなる海洋は、数百万種の未知の微生物や巨大な動物の隠れ場所でもある。ほとんどその姿さえ見られたことのない生物たちの、謎に包まれた生態が、解き明かされる――。最新の映像システムで、底知れぬ海底に潜む、生きた化石を追った珠玉のネイチャー・ドキュメンタリー。
「WATARIDORI」でさまざまな渡り鳥の生態を記録したジャック・ペランが、世界中の海とそこに暮らす生命体を革新的な映像美で描く海洋ドキュメンタリー。日本版ナレーションを宮沢りえが担当する。ハンドウイルカの大群、ザドウクジラの捕食、5万匹に及ぶクモガニの交尾、ウミガメの孵化など、自然界で起きる奇跡的なシーンを多数収録。
素晴らしい作品でした。
観に行ってよかった。
撮り方がいいです。
すごい臨場感。
ほんとにまるで自分が海の底にいるよう。
魚たちを後ろから、前から、上から、下から、
すぐ近くで眺めているようで、ダイビングの擬似体験って感じです。
ほんでもって、
多くを語らないのがいいです。
宮沢りえのナレーションも最低限のもの。
海の弱者が強者に捕食されるシーンも、
ただ、自然の摂理を見守る感じで。
弱者が強者に襲”われた”とか、食べられて”しまった”とか、つかまって”しまった”とか、
そういうありがちな表現からは、”可哀想”という感情が生まれ、
まるでシャチが悪者で、襲われたアザラシは被害者のようなイメージを抱いてしまう。
そこで終わるのって違うと思うんだよね。
でも多くを語らず見守る中で、
それが自然の循環の一部であるという事実を受け入れやすかった気がします。
といいつつ、やっぱり可哀想って思っちゃうんだけどね(^^;
今更ながらに思ったんだけど。
海の生物たち、それに限らず人間以外の生物は、
生きるために命を奪い、そして自分の死を持って、その自然の循環に還っていく。
奪うだけのものを還していると思うのです。
でも人間は奪うだけ。
海から命を奪うだけに留まらず、
その美しさを享受しているにも関わらず汚し続けている。
人間って・・地球にとって害虫だわ・・って思った。。
作品では、もちろんすばらしい映像美も堪能できるし、
自然の大きさ、自分のちっぽけさ、
いろんな魚や哺乳類の生態を知ることができ、
とても興味深かったです。
シロナガスクジラのでかいこと!
もんのすごい数のカニたち!
海に住む哺乳類たちの微笑ましい親子愛や表情!
心に残る映像が数え切れないほどありました。
中でもいちばん心に残った映像は、
人間の漁での酷い仕打ちと、子供を優しく抱きかかえるセイウチ・・。
まさかこの作品を観て泣くなんて思っていなかったけれど、
海に沈み行く、海の底で横たわるサメに、涙が抑えられませんでした。。
なんでしょう、
利己的な人間と、生きることに純粋な、愛に満ちた生物達、
悲しい現実をつきつけられた気がします。。
でもほんとにいい作品だった!
考えさせられたし感動した。
DVD欲しいな~是非撮影技術も知りたい!
あんなすごいスピードで泳ぐイルカをどうやって平行しながら撮影したんだろうと不思議だ(^^)


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