ミッドナイト・エクスプレス ★★★★★

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アラン・パーカー監督が、麻薬所持の疑いで投獄された青年が自由を得るまでを描いた硬派のエンタテインメント。自らの体験をつづったビリー・ヘイズの原作を若き日のオリバー・ストーンが脚色し、第51回アカデミー賞を受賞した。
いわゆる脱獄モノというか、アメリカ映画によくあるその種のジャンルの娯楽映画とは異なり、その内容はきわめて現実的で、あまたの閉鎖状況を、ヒーローが活躍して解消するという物語ではない。そのため映像のトーンは終始暗く、主人公ビリー(ブラッド・デイビス)の置かれた悲惨な環境がリアルに描かれているあたりが、実話をもとにした本作ならではの特徴と言えよう。(斉藤守彦)



最初に言っときますと・・
★5コは、
実話を映像化したものであるこの映画への衝撃に対するもので、
単純に”面白い”というエンターテイメント的な捕らえ方はしてないのでご了承くださいませ・・



内容知らずに、
会社の人のオススメで借りました。

おー!脚色オリバーストーンか!
監督アラン・パーカー・・
ん?名前聞いたことあるな・・
(調べてみる。)
エンゼルハート、エビータ、ミシシッピバーニングの監督か!
エンゼルハートはレビュー書いてるけどhttp://hyakkeino7.at.webry.info/200607/article_12.html
こっちも★5コ。
エビータはレビューないけど好きだったし、
(ミシシッピバーニングは名前だけしか知らない(^^;)
この監督嫌いじゃないかも(^^)





しかしこの映画はすごい映画だった・・
オススメしてもらってよかった。
衝撃の”事実”です。

ストーリーは、
実話でないから言ってもいいでしょ。
昔の映画でこれから手つけるひとも少ないだろうし。
これ読んでから観ても全然問題ないと思います。
活字で表現できないものが多いですので。
なので感想も交えてあらすじを。
相変わらずの稚拙な表現、細かい西暦とか間違ってたらお許しくださいね(^^;





トルコ政府はこの映画がカンヌ映画祭に出展された際、
だったか、映画が公開された際、だったか、
上映中止を要求したそうです。
もちろん却下されましたが。

とりあえず、半分に行く前から、
トルコなんて絶対行かねー!!
トルコなんて大っ嫌い!!
って思います。
そんくらい酷い実話です。

そちゃ上映中止お願いしたいとこだろうけど、
こんな悲惨な事実を放置しておいて、何調子に乗ってるって話です。





1970年、
アメリカとトルコの間はとっても険悪だったのですが、
旅行に行っていたカップルのうちの男がハシシに手を出し、
2キロをトルコから持ち出そうとしました。
ハシシって言えば、アジアの国では、旅行者がちょこちょこ手を出す手軽なドラッグ。
ゲッツもあちこちでやってるくらいだし。
オーストラリアのドラッグもハシシだったかな?別のヤツかな?


しかし飛行場の検問で見つかっちゃいます。
警察に捕まり、
もちものをグチャグチャにされ、検査され、
『ハシシを売ったヤツを挙げるのに協力すれば悪くはしない。』
と言われます。
まーね、ハシシくらいじゃ大した罪にならんよね。

が、おばかな男は、警察に協力したように見せかけて逃亡を計り、
捕まって、トルコの刑務所に入れられます。

英語もなかなか通じない異国の国、トルコの刑務所は、
それはひどいものでした。

目を背けたくなるような暴行を加えられ、
日々孤独と戦い、
たかが”ハシシ密輸”の罪なのに、重罪を犯したかのようにひどい扱いを受けます。
それは入所しているほかのアメリカ人も同じようなもので、
寺院のロウソク台を盗もうとしただけで何年も投獄されている人もいました。
こ・・これは酷い・・。

また、
男が重罪人として扱われたのには、
当時トルコが麻薬を垂れ流す国だと世界から非難されており、
『麻薬輸出者にこんなにも厳しい刑を与えるほど、我々は麻薬撤廃に勤めております!』的なことを世界に知らしめ、
立場を回復するため、というタイミングの悪い理由もありました。
そうだったのか・・。

父親もアメリカから駆けつけ、
腕がいいと評判の弁護士や、領事館の人に助けを求め、
色々手を尽くして息子を出所させようとしますが、
結果、裁判では4年近くの刑を科せられます。
ハ・・・ハシシでこんなとこで4年も・・

刑務所は、
想像するものと違い、
個別の独居房ではなく雑居房で、
むちゃくちゃ汚らしい壊れかけのホテルのようなところで、
外も含め刑務所内を自由に行き来できます。
男は3人のアメリカ人と仲良くなり、助け合います。
そうするも、それぞれがむかつく”看守みたいな男”に酷い目に遭わされたり、
間接的にもかわいがっている猫を惨殺されたり、
かーなり過酷な日々を過ごします。
そんな中、男はアメリカ人の1人から、性の対象として誘われるのですが、
やさしく拒んだり、なんてこともあります。
男にはまだ、理性が残っていました。
看守みたいな男、死ねばいいのにっ!!
ひどい・・ひどすぎる。。
そりゃ、こんなとこに何年もいたら同性にでも愛を求めたくなるよね・・


男はむちゃくちゃ辛い3年の月日を模範囚として耐え、
あと53日で出所、というところまで来ます。
が、
『トルコだってドラックに厳しいとこを見せたい!』みたいな考えの政府方から、
すでに判決が下ったはずの裁判をやり直すと告げられ呆然とします。
既に心も体もボロボロです。
そして、更に30年の刑期を言い渡されました。
ひどい・・
ひどすぎる・・
トルコ人信じられん・・


父親は「なんとしてでも出してやるから、バカなこと(脱獄)は考えるな」と言っていましたが、
結局は無力、
頼りにしてた弁護士も金ばかりを請求して、結果を出さない。
更に度重なる”看守みたいな男”にむごい仕打ちを受け、
男はついに脱獄を決めます。

アメリカ人の仲間と着々と準備していましたが、
それが”看守みたいな男”に見つかってしまい、
密告され、アメリカ人の1人が半殺しの目に遭います。
更に、”看守みたいな男”の嫌がらせで、他のアメリカ人もズタズタにやられてしまいます。
・・・。(ひどすぎてコトバ出ません。)

で、男はついにキレます。
”看守みたいな男”を押し倒し、殴り、蹴り、
ほっぺだったか唇だったか舌だったかを食いちぎります。
・・・。

その後男は、
その行為の異常さにより精神病棟に入れられます。
が、まだ理性は保っていました。
が、それももう壊れる寸前でした。

逮捕当時の彼女が面会に来ますが、
男はガラス越しに彼女に服を脱ぐように頼み、
自慰行為をしてしまいます。
もうほとんど動物です。壊れかかってます。

彼女は涙ながらに、
ガラス越しに男と抱き合い、
「このままではあなたは死んでしまう。
ここから出るのよ。
ギリシャにさえ入れればあなたは自由。
アルバムを渡すけど、ギリシャに行ける切符とお金を隠しておくから。
他人をあてにしないで。(自力で脱獄して)」
と告げます。

男は脱獄を決意し、
お金を全額所長に渡して、
「見張りの甘い病院に移してくれ」と懇願します。

所長は笑顔でお金を受け取り、男を連れ出しますが、
行った先は看守達が使う別の部屋。
そこで所長は「おまえ(の人格)はここで死ぬのだ」みたいなことを言って、
犯そうとズボンを下ろし始めます。

男はがむしゃらに所長に体当たりすると、
所長の頭は壁の突起部に突き刺さり、
そのまま絶命します。

男は死を確認すると、
そこにあった警察(看守?)の制服を着、制帽をかぶり、拳銃を手に、
みごと脱出を成し遂げます。


・・・それがたしか1975年のこと。

男は両親や彼女とアメリカで再会し、
トルコの刑務所で起こったことを小説にします。
1978年、それは映画化され、
もちろん、トルコの上演中止の要請もはねのけ、
カンヌ映画祭に出展されました。
トルコの現状を知った世界中に大きな衝撃が走りました。

そしてカンヌ映画祭からわずか1ヶ月と少しが経って、
アメリカとトルコでの囚人交換の制度ができました。
些細な罪で捕まり、
長期間トルコの刑務所から出られず、
動物以下の扱いを受けていたアメリカ人の囚人たちも、
自国に戻ることができたのです。





・・・・とまあ、
こういう内容です。

特典映像では、
実際、その”男”が出演し、
当時の恐怖を振り返り、解説してくれます。
むちゃくちゃリアルです。


私が生まれる少し前にこんな悲惨な事件が起こっていたのかと思うと、
恐ろしさでテレビの前で固まってしまいました。
男が脱獄できたのも運、
もしかしたら、体当たりに逆上した所長から殺されていたかもしれません。
もしそうだったら、
トルコの刑務所やアメリカとの関係も変わることなく、
そのまま囚人は苦しめられ、何人もの人が命を落としただろうと思います。


すごいです。。
すごいですよこの映画は。

内容を知っただけでもびっくりでしょう?
その後映画を観てもすごい衝撃だと思います。


ふはーーーーー
疲れた(^^;

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